ドイツ帝国を建国したビスマルクに関する記述として最も妥当なのはどれか。
- ウィーン会議では,フランス革命前の君主に正統な支配権を認めるとする正統主義を提唱し,自身の支配の正統性を高めた。
- 普墺戦争でオーストリアを破り,さらに,ナポレオン3 世に普仏戦争で勝利を収め,フランスからアルザス・ロレーヌを獲得した。
- ドイツ統一後,さらなるヨーロッパの一体化を推し進めるために,フランスやイタリアと関税同盟を締結した。
- 第一次世界大戦では,オーストリア,イタリア側に立って戦い,大西洋では無制限潜水艦作戦を開始し,中立国の艦船も攻撃した。
- 選挙法を改正し,選挙権を労働者や女性にまで拡大させるとともに,国民教育の拡充や組合運動の合法化などの自由主義的改革を行った。

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正答 2
1.誤り。ウィーン会議(1814–15年)で正統主義を提唱したのは、オーストリア外相のメッテルニヒらであり、ビスマルクではない。ビスマルクはその後の時代の人物。
2.正しい。ビスマルクはプロイセン首相として1866年の普墺戦争でオーストリアに勝利1870~71年の普仏戦争でナポレオン3世率いるフランスに勝利その結果、フランスからアルザス・ロレーヌを獲得し、1871年にドイツ帝国を成立させた。
3.誤り。関税同盟(ツォルフェライン)はドイツ諸邦間の経済統合であり、フランスやイタリアとの同盟ではない。
4.誤り。第一次世界大戦(1914年開始)のとき、ビスマルクはすでに1898年に死去している。また、無制限潜水艦作戦は後のドイツ帝国の政策。
5.誤り。ビスマルクは社会保障制度(疾病保険法など)を整備したが、女性参政権の拡大などの自由主義的改革を行ったわけではない。むしろ社会主義者鎮圧法などで弾圧も行った。