図は,睡眠時間の長さが情報処理の能率に与える影響について調査した結果である。この調査では,被験者は四つのグループに分けられる。三つのグループは,それぞれ一晩の睡眠時間を毎日4 時間, 6 時間, 8 時間として生活し,残りの一つのグループは, 3 日間連続で睡眠をとらない(断眠)。各グループは,毎日,一定の難易度の情報処理課題に取り組み,各日において,課題の処理にかかる時間が調査開始前( 0 日目)と比べてどれくらい増加したかを調べた。これから確実にいえるのはどれか。
ただし,調査開始前に課題の処理にかかった時間はどの被験者も同じであったものとする。

- 一晩の睡眠時間を毎日4 時間とした場合,課題の処理にかかる時間の前日と比べての増加率は,どの日もほぼ一定である。
- 一晩の睡眠時間を毎日4 時間とした場合,課題の処理にかかる時間の増加した秒数は,一晩の睡眠時間を毎日8 時間とした場合のそれの6 倍をどの日も上回る。
- 一晩の睡眠時間を毎日6 時間とした場合, 4 日目には,課題の処理にかかる時間は調査開始前の4 倍になる。
- 一晩の睡眠時間を毎日6 時間とした場合,10 日目に課題の処理にかかる時間は,睡眠をとらなかった場合に1 日目にかかる時間とほぼ同じである。
- 睡眠時間が4 時間である日が2 日間連続しても, 3 日目に睡眠時間を10 時間とすれば, 4日目の課題の処理にかかる時間は,一晩の睡眠時間を毎日6 時間とした場合と同じになる。

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正答 4
1 誤り。増加率が一定だとすると、処理時間はこのような直線状に増加するのではなく、加速度的に増えるはずである。(増加率をtとすると、1日後は1+t倍、二日後は1+tの2乗倍、三日後は1+tの3乗倍となる。)
2 誤り。4時間睡眠の場合2日目だと3秒程度増加しているが、8時間睡眠だと1秒程度の増加である。6倍とはなっていない。
3 誤り。調査開始前にどれだけ時間がかかっていたかわからないので何倍になっているかはわからない。
4 正しい。睡眠時間が6時間のとき10日目には8秒余分にかかっている。断眠の場合の1日目もおよそ8秒余分にかかっていることがグラフから読み取れる。
5 誤り。そのようなことはこのグラフからは判断できない。