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2020 国家公務員 中途採用(氷河期枠) No.8

 各選択肢の1 文目は鳥について一般的に分かっていることであり, 2 文目はA氏が庭で鳥の観察を行って分かったことである。1 文目と2 文目が共に正しいとき,導かれる下線部の結論として論理的に正しいのはどれか。

  1. 小鳥は,さえずる。A氏の庭に来る鳥は,さえずる。したがって,A氏の庭に来る鳥は,小鳥である。
  2. つがいの鳥は,羽づくろいをする。つがいでA氏の庭に来る鳥は,松の木に止まる。したがって,羽づくろいをする鳥は,松の木に止まる。
  3. カラスは,黒い。A氏の庭に来る鳥に,カラスはいない。したがって,A氏の庭に来る鳥は,黒くない。
  4. 水浴びをする鳥は,羽ばたきをする。A氏の庭に来る鳥は,水浴びをする。したがって,羽ばたきをしない鳥は,A氏の庭に来ない。
  5. ウグイスは,鳴き方がうまい。鳴き方がうまい鳥は,春先にA氏の庭に来る。したがって,春先にA氏の庭に来る鳥は,ウグイスである。

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正答 4

  1. 誤り。小鳥はさえずるが、小鳥以外にもさえずる鳥はいるかもしれない。A氏の庭に来る鳥がさえるずるからといって、小鳥とは断言できない。
  2. 誤り。つがいでA氏の庭に来る鳥は、羽づくろいし、松の木に止まることは明らかだが、羽づくろいするとり(つがいとは限らない)が松の木に止まるとは断言できない。
  3. 誤り。カラス以外にも黒い鳥はいるので、A氏の庭に来る鳥が黒くないとは断言できない。
  4. 正しい。水浴びをする鳥は、羽ばたきをする、の対偶をとると、羽ばたきをしない鳥は、水浴びをしない、となる。A氏の庭には水浴びをしない鳥は来ないので、この選択肢が正解となる。
  5. 誤り。鳴き方がうまい鳥はウグイスいがいにも、いる可能性があるのでこのようには断言できない。
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公務員試験過去問研究
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