火山活動に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 火山が分布する地域には,帯状に分布する火山帯と,マントル深部の熱源から高温物質が上昇するホットスポットとの二つがあるが,我が国の火山の多くはホットスポット上にある。
- 溶岩の流れやすさは粘性で決まり,粘性が高いほど流れやすく,より高速で遠くまで流れる。溶岩の粘性は,温度が高いほど高く,温度が低いほど低くなる。
- 火山が噴火すると,高温の火砕物と火山ガスが入り混じって,山の斜面を高速で流れ下ることがあり,これを火砕流という。
- マグマが固まってできた岩石を火山岩という。このうち,マグマが地表付近で急速に冷えて固まったものを深成岩といい,地下数km の所でゆっくり冷えて固まったものを火成岩という。
- 噴火によりマグマが大量に噴出し,マグマだまりに空洞が生じて陥没してできた巨大な窪地を溶岩ドームといい,内部に水がたまり湖を形成しているものもある。
模擬面接、面接カード対策も万全、刑務官試験に向け充実のサポート体制。資料請求!
正答 3
1.誤り。日本の火山はホットスポットではない。
2.誤り。粘性が高いほど、粘り気が強いので流れにくい。温度が高いほど粘性は低くなる。
3.正しい。
4.誤り。マグマが固まって出来たのが火成岩である。表層近くで出来たのが火山岩、深いところで出来たのが、深成岩。
5.誤り。溶岩ドームではなく、カルデラ、である。溶岩ドームは、溶岩によって押し上げられてできたドーム状の地形を指す。