世界経済に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 温暖な南側の地域に集中する先進諸国と寒冷な北側の地域に集中する開発途上国の間には,国民所得や平均寿命などにおいて大きな格差があり,これは南北問題と呼ばれている。
- 開発途上国は,経済を農産物や鉱産物などの特定の一次産品の生産・輸出に依存していることがあり,これはモノカルチャー経済と呼ばれている。
- 開発途上国の国内では,貧しい都市部と豊かな農村部の間でしばしば大きな経済格差があり,これは南南問題と呼ばれている。
- 開発途上国の中でも,パキスタン,シンガポール,ミャンマーなどの国々は,農業を中心に急速に経済発展を遂げており,NIES と呼ばれている。
- イラン,トルコ,イスラエルなどの国々は,安定的な石油資源の開発と利用を目的として,2010 年代に石油輸出国機構(OPEC)を結成した。
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正答 2
- 誤り。南北問題とは、北半球の先進国と、南半球の開発途上国の間の経済格差の問題である。
- 正しい。
- 誤り。南南問題とは、南半球の開発途上国の間の経済格差によって生じる問題である。
- 誤り。NIESとは工業化に成功した新興開発国のことを指す。アジアでは、韓国、台湾、香港、シンガポール。
- 誤り。OPECは1960年設立。イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラが原加盟国。石油価格を安定させ、加盟国の利益を守ることを目的とする。