2020　刑務官　No.39

青年期に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1. ホッブズは，親の考えや生き方を肯定的に取り込む時期を第一の誕生，親の考えや生き方を批判的に取り込む時期を第二の誕生と呼んだ。
2. ルソーは，厳しい社会的現実に立ち向かい，社会的な役割や責任を負うことで自立を目指す青年を，モラトリアム人間と呼んだ。
3. ベンサムは，心理的な動揺や葛藤を経験しながらも，それまでの自分を乗り越え，新しい自立した自分を作り始めることを，アイデンティティの拡散と呼んだ。
4. ゲーテは，アイデンティティを確立しようとするが，自分に対する周りの評価と自分の評価が異なると，自分らしさを失い，苦しむ状況を，ヤマアラシのジレンマと呼んだ。
5. レヴィンは，子供集団にも大人集団にも所属しながら，いずれの集団にも安定した帰属意識を持てない青年を，マージナルマン（境界人）と呼んだ。