スポンサーリンク

2022 特別区Ⅰ類(事務) マクロ経済学 No.27

 現在毎年500万円の所得があり、800万円の資産を保有している45歳の人がいる。この人が65歳まで働き、85歳まで寿命があり、55歳までの10年間は現在と同額の所得があるが、その後65歳までの10年間は毎年の所得が300万円となり、その後85歳までの20年間は所得がないという予想の下で、今後生涯にわたって毎年同額の消費を行うとしたとき、この人が15年後の60歳の時の年間貯蓄額はいくらか。
 ただし、個人の消費行動はライフサイクル仮説に基づき、遺産は残さず、利子所得はないものとする。

  1. 10万円
  2. 50万円
  3. 80万円
  4. 100万円
  5. 220万円
スポンサーリンク

正答 3

 この個人が生涯に得ることのできる所得を計算しましょう。
500万円×10+300万円×10=8000万円
となります。この人が一生の間に使えるお金はこれに保有している資産額を加えた8800万円です。
この人の残りの寿命はあと40年ですから、毎年使うことのできるお金は
8800万円÷40=220万円です。
60歳の時点での年間所得額は300万円であるので、年間貯蓄額は
300万円-220万円=80万円となります。

スポンサーリンク
島本昌和をフォローする
スポンサーリンク
公務員試験過去問研究
タイトルとURLをコピーしました