気象と我が国の自然災害・防災などに関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 北極海で海水温が上昇し海氷が融解する現象をエルニーニョ現象といい,この現象が起こると,日本では熱中症の被害を伴う猛暑になる傾向がある。
- 初夏に移動性高気圧が日本列島を覆うと,梅雨前線が形成されて雨の日が多くなり,火山地帯では,火山灰と雨水が一体となって流れる火砕流が発生し,甚大な被害を及ぼすことがある。
- 冬に日本海北部で低気圧が発達すると,南高北低の気圧配置となり,また,日本海側の平野部では,フェーン現象を引き起こし雪を降らせて,日本海側に豪雪災害をもたらすことがある。
- 日本列島は,大部分が海洋プレートである太平洋プレートに覆われているため,液状化現象が起きやすく,高潮や津波により,沿岸部だけでなく内陸部でも浸水などの被害が生じやすい。
- ハザードマップは,災害による被害の軽減や防災対策に使用することを目的とし,各種の災害の被害を予測し,被害範囲等を地図化したものである。
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正答 5
1 エルニーニョ現象は南米ペルー沖周辺の海水温が高くなる現象で、日本は冷夏になる傾向がある。
2 火砕流ではなく土石流
3 何高北低の気圧配置は、夏に発生しやすい気圧配置である。
4 大部分が太平洋プレートに覆われているわけではない。液状化現象の要因は、地下水や、地盤であり、プレートよりもはるかに浅い部分にある。