生命倫理に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- インフォームド・コンセントとは,医師が妊婦に出生前診断を実施し胎児の健康状態や性別などを説明しなければならないという原則をいう。
- リヴィング・ウィルとは,生命や生きることを絶対価値とする考え方であり,この考え方に基づく延命を絶対価値とする治療をターミナル・ケアという。
- 我が国では,2020 年末現在,本人の臓器提供の意思が不明でも,家族の承諾により臓器提供ができるようになっている。
- 人間の生命の設計図であるヒトゲノムの配列を解明することは,生命の選別につながりかねないとして,我が国を始め多くの先進国で禁止されている。
- iPS 細胞をつくるには受精卵を壊す必要があるため,人間の尊厳を脅かしかねないとの指摘があり,倫理上の問題が懸念されている。
正答 3
- 誤り。インフォーム・ドコンセントとは、患者が治療について医師から説明を受け十分に理解した上で治療を受けること。
- 誤り。延命治療行うかなどについて、あらかじめ指示しておくこと。
- 正しい。
- 誤り。特に禁止されておらず、様々な病気の発見などに活用されている。
- 誤り。iPS細胞は細胞を培養して作るので、受精卵から作られているわけではなく、そのような恐れはない。受精卵を壊して作るのはES細胞である。