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2021 国家一般職 基礎能力 No.28

医療等に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 近年,情報通信技術をはじめとする先進技術は飛躍的に発展しており,これを医療分野に活用した例として,遠隔医療のうち情報通信機器を通して診療行為をリアルタイムに行うオンライン診療や,AI(人工知能)を用いた画像診断支援,精密な動作が可能なロボットを使った手術支援などがある。
  2. ゲーム障害とは,長時間熱中してゲームを行うことで,目や背中の痛み,肩こり,手指のしびれ,だるさ,不安感を生じ,社会生活に重大な影響が生じる病気であり,2019 年に世界保健機関(WHO)によって正式に疾病として位置付けられた。アルコール依存症とは異なり,ゲームに対する依存性はないため,政府による社会的な施策は実施されていないが,患者団体は関係省庁や各企業等との協議の場を設けるよう働きかけている。
  3. 統合失調症とは,楽しみや喜びが喪失し,良いことが起きても憂うつな気分が変わらないなどの症状が継続する精神状態をいう。原因は社会的な環境にあり,遺伝や身体的障害とは関係なく発症する。近年,向精神薬等の目覚ましい発展により,休養やカウンセリングに代わって投薬による治療が主となった。
  4. 発達障害とは,学習障害や機能性身体症候群等の精神的及び肉体的発達の障害のことをいい,発達障害者支援法では知的障害や気分障害も含まれる。同法は,発達障害を有する者を対象として,医療的及び福祉的支援を行うことを目的とするものであり,2016 年の改正によって,新たに精神的及び肉体的な発達障害者の特性に応じた就労の支援や,能力に応じその特性を踏まえた教育上の配慮を行うことなどが定められた。
  5. 自殺は,2018 年に我が国で約3,000 件発生しており,女性の割合が男性の割合よりはるかに高い。自殺の原因は健康問題の割合が高いため,生活習慣病などの基礎疾患を有する者の割合が高い中高年において,自殺は死因の1 位を占めている。2010 年から2018 年までの自殺者の急増を受けて,2019 年には自殺対策基本法が制定された。
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正答 1

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公務員試験過去問研究
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