野球部のマネージャーAは、1 台の洗濯機と1 台の乾燥機を用いて部員のユニフォームを洗濯する。1 回の洗濯で、作業①洗濯機を回す、作業②乾燥機にかける、作業③ユニフォームを畳む、の3 種類の作業を行う。しかし、複数回の洗濯においてこれらの作業を1 人で行う場合、多くの時間を要する。
そこで、Aは、マネージャーB、Cに協力を依頼し、Aが作業①、Bが作業②、Cが作業③をそれぞれ担当し、各作業を並行して行う手法Xを考えた。具体的には、図のように、1 回目の洗濯において、Aが作業①を終えると、Aが2 回目の洗濯における作業①を行うのと同時に、Bが1回目の洗濯における作業②を並行して行う。したがって、Aが3 回目の洗濯における作業①を行う際には、Bは2 回目の洗濯における作業②、Cは1 回目における洗濯の作業③を並行して行う。
作業①、作業②、作業③それぞれに要する時間はいずれも30 分であるとき、手法Xを用いて、50 回目の洗濯を終えるまでに要する時間は何分か。
ただし、作業①、作業②、作業③以外の作業は発生しないものとし、それぞれの作業の合間に生じる時間はないものとする。
1. 1,500 分
2. 1,530 分
3. 1,560 分
4. 1,590 分
5. 1,620 分
畑中敦子の初級ザ・ベストNEO 数的推理/資料解釈 |高卒程度・社会人向け
正答 3
2回目は1回目より30分作業が遅れて開始される。
3回目は、30分×2だけ、作業が遅れて開始される。
4回目は、30分×3だけ、作業が遅れて開始される。
同様に考えると50回目は30分×49だけ、作業が遅れて開始されることになる。
したがって、30×49=1470分だけ1回目よりも作業が遅れて開始され、作業時間が90分なので、1回目の開始から、1470+90=1560分後に終わることとなる。