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2022 海上保安大学校 基礎能力 No.37

経済活動に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 財を作り出すために必要な資本・労働力・サービス・土地を生産要素という。一般に、財は希少性をもつ一方で、生産要素は希少性をもたない。
  2. 経済社会の仕組みを経済体制といい、政府の計画に基づいて財の品目や生産量が決定される資本主義経済や、労働者が自らの労働力を売り、賃金・給与を得る社会主義経済が存在する。
  3. 経済活動において、複数の選択肢の中からある選択を行う際に、選ばなかった選択肢が与えてくれたであろう利益のうち最大のものを、機会費用という。
  4. 資源に限りがある以上、人々が求める商品の全てを生産できないため、資源配分が不均衡な状況が生じる。これをワーキングプアといい、経済活動の課題となっている。
  5. 分業とは、複数の労働者が計画的に共同して生産を行うことをいい、協業とは、生産工程を多くの段階に分け、それぞれの工程で労働者が役割を分担して製品を完成させることをいう。

正答 3

  1. 誤り。生産要素も限りある量しか存在せず、希少性がある。
  2. 誤り。資本主義か社会主義は生産手段(企業)などが私有なのか国有かの違いである。政府の計画に基づいて生産量が決まるのは計画経済であり、市場メカニズムで決まるのが市場経済である。
  3. 正しい。機会費用とは、それをほかに充てていれば得られた利益を失うことである。例えば、時給1000円の人が働かずに遊んだら、1時間当たり1000円の機会費用がかかっていることになる。
  4. 誤り。ワーキングプアとは、働いているにもかかわらず、貧困線以下の所得しか得られない状態をいう。
  5. 誤り。分業と協業の記述が逆である。
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公務員試験過去問研究
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