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2022 刑務官 No.35

 国際政治に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 第一次世界大戦後に設立された国際連盟は、米国大統領トルーマンが提唱した14 か条の平和原則に基づいてパリを本部として創設された。
  2. 第二次世界大戦後に開催されたヤルタ会談で連合国が国際連合憲章に署名したことを受け、国際連合が成立した。大国を中心とした枠組みであったため、原加盟国は30 か国に満たなかった。
  3. オランダのハーグに置かれた国際刑事裁判所(ICC)は、重大な非人道的行為について、国家間の仲裁裁判を行う機関であり、1940 年代、ナチス=ドイツの戦争犯罪を追及した。
  4. 1950 年代、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)が開催され、反植民地主義などが唱えられた。また、アフリカで多くの国々が独立した1960 年は、「アフリカの年」と呼ばれた。
  5. 現代の国際社会において、国家に対する影響力を強めつつある非政府組織(NGO)は、各政府や国際機関と一切連携・協力せず、独自の活動を行うことがその特徴である。

 初級スーパー・過去問ゼミ社会科学 |高卒程度・社会人向け

正答 4

  1. 誤り。トルーマンではなく、ウィルソン大統領の提唱、また本部はパリではなくジュネーブである。
  2. 誤り。連合国による国際連合憲章への署名はサンフランシスコ会議(1945年)である。また原加盟国は51か国である。
  3. 誤り。ICCの設立は2003年である。また、ICCは国家間の仲裁裁判を行うのではなく、戦争犯罪などを犯した「個人」を訴追する。
  4. 正しい。
  5. 誤り。NGOは国際機関や各国政府とも連携を行う。
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公務員試験過去問研究
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