1980 年代以降の我が国の経済に関する記述A~Dのうち、妥当なもののみを挙げてい
るのはどれか。
A:1980 年代、米国の貿易収支を改善するため、それまでのドル高を是正するプラザ合意が結
ばれた。これにより円高が急速に進み、輸出に依存していた日本経済は大きな打撃を受けた。
B:1990 年代前半から我が国の景気は好転し、1990 年代半ばまでバブル景気と呼ばれる好景
気が持続した。このバブル経済の時期、消費者物価が下落し、これを契機に株価や地価が急激
に下落した。
C:1990 年代末から2000 年代初めにかけて、長引く景気の停滞とデフレに対して、日本銀行
はゼロ金利政策やゼロ金利の下で資金供給を増加させる量的緩和政策を実施し、金融緩和を
行った。
D:2010 年代、政府は急速なインフレの進行に対し、金融引締めによる不況からの脱却策を打
ち出し、マイナス金利政策や公共事業の拡大などの施策を推し進めた。
1.A、C
2.A、D
3.B、C
4.B、D
5.C、D
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正答 1
A 正しい。プラザ合意によってもたらされた不景気対策として金融緩和が行われたがこれがバブル景気を生み出した一つの要因とされている。
B 誤り。バブル景気は1980年代に始まっている。
C 正しい。
D 誤り。2010年代はデフレである。金融引き締めではなく、金融緩和を行っている。