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2022 国家一般職 基礎能力 No.28

 近年の科学技術等に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 米国では,民間企業による宇宙旅行事業が行われている。2021 年には,乗客が宇宙船に搭乗して宇宙空間に到達し,その模様はインターネットで中継された。また,自社で宇宙船を開発し,国際宇宙ステーション(ISS)へ日本人宇宙飛行士を送ったり,乗客を乗せて地球周回ツアーを行ったりした企業がある。
  2. 近年,世界では米国のGPS など,地上からの電波によって位置情報を計算する「衛星測位システム」が実用化されている。しかし,2021 年現在,我が国は同様のシステムを保有していないため,新たに「きらめき」を開発することとなった。「きらめき」は,測位の誤差が数メートルであり,GPS の情報で補完することで,自動車の運転支援などへの適用が期待されている。
  3. IoT とは,Information of Technology の略称であり,インターネット上に公開されたプログラムを基に有志がソフトウェアを作り上げるための枠組みのことである。大量の知識データに対して,高度な推論を的確に行うことを目指す人工知能(AI)の対義語として用いられている。この枠組みを用いて,新型コロナウイルス接触確認アプリが開発された。
  4. 2020 年,スーパーコンピュータの計算速度世界ランキングにおいて,前回まで1 位であった我が国の「地球シミュレータ」が, 1 位の中国, 2 位の米国, 3 位のドイツに次いで4 位となった。この結果を受けて,これまで我が国独自で行う予定であった次世代のスーパーコンピュータ「京」の開発を,国際共同開発に移行する方針が打ち出された。
  5. 近年,各種の技術革新により膨大なデータの収集,管理等を行うシステムを開発する「データサイエンティスト」という職種が求められるようになった。これを受けて,2021 年,デジタル庁は,情報通信業を営む事業者に対して,政令で定める規模の事業所ごとにデータサイエンティストを置き,その者にソフトウェアの品質管理を行わせることとした。

正答 1

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公務員試験過去問研究
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