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2022 国家一般職 基礎能力 No.32

 化学反応とエネルギーに関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 化学反応の進行に伴って,放出又は吸収されるエネルギーを反応熱という。反応熱には特別な名称をもつものがあり,そのうち,中和熱は,酸と塩基の中和反応によって1 mol の水が生成するときの反応熱である。
  2. 水の状態変化において,固体の水(氷)は,蒸発熱を吸収し,液体の水になる。また,液体の水は,昇華熱を吸収し,気体の水(水蒸気)になる。これらと逆の変化が起こるときは,それぞれ収した熱と同じ大きさの熱を放出する。
  3. 物質は,それぞれ固有の電気エネルギーをもち,化学反応において,反応物と生成物のもつ電気エネルギーの差が熱エネルギーに変換される。例えば,硫酸は,電池に使用されることで電気エネルギーを発生するが,水を加えると化学反応によって熱エネルギーが発生し,食品を温めるヒートパックに使用されている。
  4. C(黒鉛)が燃焼してCO2 が生成するときに得られる熱は,C が燃焼してCO が生成するときに得られる熱と,CO が燃焼してCO2 が生成するときに得られる熱の合計よりも,大きい。このように,初めの状態と終わりの状態が同じ場合,反応経路の数が少ないほど生成熱の合計が大きくなることを,ヘスの法則という。
  5. 化学反応によって光が放出される現象を光化学反応といい,低エネルギー状態となった物質が高エネルギー状態に変わるときに光を発する。一方,太陽の光を吸収することによって起こる光合成反応は,光を吸収する反応であるため光化学反応とは呼ばれず,生化学反応に含まれる。
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正答 1

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公務員試験過去問研究
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