3 種類の異なる菓子A,B,Cがあり,製菓工場で次のようにそれぞれ別に袋詰めされている。
○ 菓子Aは, 1 個当たり10 円であり, 1 袋に1 個の菓子が入っている。
○ 菓子Bは, 1 個当たり30 円であり, 1 袋に決まった個数が入っているが,その数は不明である。
○ 菓子Cは, 1 個当たり20 円であり, 1 袋に決まった個数が入っているが,その数は不明である。
これらについて,次の①と②のような状況が生じた。
① 製菓工場は,顧客に対して菓子A 200 袋と菓子B 8 袋をまとめて発送した。顧客は,到着後開封したところ,菓子AとBの総数は,300 個を超えていた。そこで顧客はこのうち300個の菓子だけ手元に残し,300 個を超えた分の菓子を製菓工場に返送した。返送した菓子は全て菓子Aであった。
② 製菓工場は,顧客に対して菓子A 200 袋と菓子C 20 袋をまとめて発送した。顧客は,到着後開封したところ,菓子AとCの総数は,300 個を超えていた。そこで顧客はこのうち300 個の菓子だけ手元に残し,300 個を超えた分の菓子を製菓工場に返送した。返送した菓子は全て菓子Aであった。
いま,①で返送された菓子の数が,②で返送された菓子の数のちょうど3 分の1 であり,①で顧客が手元に残した300 個の菓子の金額の合計は,②で顧客が手元に残した300 個の菓子の金額の合計より800 円高かった。このとき,菓子B 1 袋と菓子C 1 袋に入っている菓子の金額の合計はいくらか。
1. 520 円
2. 610 円
3. 700 円
4. 790 円
5. 880 円
正答 2
袋に入っている菓子Bの数をb、菓子Cの数をcとする。
①で送付された菓子の数は200+8bであり、返送された個数は
200+8b-300 (すべてA菓子)
手元に残した菓子の価値は
8b×30+10(300-8b)
②で送付された菓子の数は200+20cであり、返送された個数は
200+20c-300 (すべてA菓子)
手元に残した菓子の価値は
20×20c+10(300-20c)
問題の条件より
3(8b-100)=20C-100・・・①
8b×30+10(300-8b)=20×20c+10(300-20c)+800・・・②
①より
6b-5c=50
②より
4b-5c=20
連立方程式を解いて
b=15
c=8
求める値は、
30×15+20×8=610円である。