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2022 国家一般職 マクロ経済学 No.37

 

【No.37】以下のような閉鎖経済のマクロ経済モデルを考える。財市場では,
\(C =12 +0.5Y\)
\(I = 43 -r\)
\(G = 5\)
(\(C\):消費,\(Y\):国民所得,\(I\):投資,\(r\):利子率,\(G\):政府支出)
が成立し,貨幣市場では,以下が成立している。
\(L=\frac{2}{r}\)
\(M= 1\)
(\(L\):実質貨幣需要,\(M\):名目貨幣供給)
また,物価を\(P\) とすると,総供給曲線は\(Y=2P\) で与えられている。このとき,このマクロ経済の均衡国民所得はいくらか。


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正答 3

AD-AS分析である。深く考えなくても、与えられているものを全て代入していけば解は得られる。

\(Y=C+I+G\) に\(C\)や\(I\)、\(G\)を代入して
\(Y=12+0.5Y+43-r+5\)
\(0.5Y=60-r\)
\(r=60-0.5Y\)

\(\frac{M}{P}=\frac{2}{r}\) より

\(\frac{1}{P}=\frac{2}{r}\)
 
\(P=\frac{r}{2}\)

\(r=60-0.5Y\) より

\(P=\frac{60-0.5Y}{2}\)

ここで\(Y=2P\)より

\(P=\frac{1}{2} Y\) だから

\(\frac{1}{2} Y=\frac{60-0.5Y}{2}\) 

\(Y=60-0.5Y\)

\(1.5Y=60\)

\(Y=40\)

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公務員試験過去問研究
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