スポンサーリンク

2022 国家一般職 財政学・経済事情 No.44

2010 年代以降の我が国の金融政策に関するA~Dの記述を,古いものから順に並べたものとして妥当なのはどれか。

A.「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入し,金融機関が保有する日本銀行当座預金に-0.1 % のマイナス金利を適用し,今後は「量」,「質」,「金利」の三つの次元で緩和手段を駆使して,金融緩和を進めていくこととした。

B.「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入することを決定した。その主な内容は,第一に,長短金利の操作を行う「イールドカーブ・コントロール」,第二に,消費者物価上昇率の実績値が安定的に2 % の「物価安定の目標」を超えるまで,マネタリーベースの拡大方針を継続する「オーバーシュート型コミットメント」である。

C.強力な金融緩和を粘り強く続けていく観点から,政策金利のフォワードガイダンスを導入することにより,「物価安定の目標」の実現に対するコミットメントを強めることとした。当該フォワードガイダンスは,予定されている消費税率引上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ,当分の間,現在の極めて低い長短金利の水準を維持することを想定している。

D.消費者物価の前年比上昇率2 % の「物価安定の目標」を, 2 年程度の期間を念頭に置いて,できるだけ早期に実現するため,マネタリーベース及び長期国債・ETF の保有額を2 年間で2 倍に拡大するなど,量・質ともに次元の違う金融緩和を行うことを決定した。

1.B→A→D→C
2.B→C→D→A
3.C→B→D→A
4.D→A→B→C
5.D→C→A→B

正答 4

A 2016年1月
B 2016年9月
C 2018年7月
D 2013年4月

スポンサーリンク
島本昌和をフォローする
スポンサーリンク
公務員試験過去問研究
タイトルとURLをコピーしました