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2022 国家一般職 基礎能力 No.33

 生物の遺伝情報等に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 遺伝子の本体であるDNA とRNA は,炭素原子を7 個もつ単糖類のリボースに,アデニンやチミンなどの6 種類の塩基が結合した化合物である。DNA は,二重らせん構造をとっている。
  2. 細胞分裂には,体細胞分裂と減数分裂がある。分化した細胞が増えるときに行う体細胞分裂では,細胞の核には分化に関与する部位の遺伝情報しかなく,その部位のDNA のみが複製され,娘細胞に分配される。
  3. 遺伝情報は,DNA からRNA を経てタンパク質へ伝わる流れと,逆にタンパク質からRNAを経てDNA へ伝わる流れがある。このうち,タンパク質からDNA への流れは生物の進化に深く関係しており,これをセントラルドグマという。
  4. タンパク質は,環状に並んだアミノ酸が立体構造をとったものであり,生物の形質に関わる物質である。生物種が異なるとタンパク質の合成に必要とされるアミノ酸も異なり,この必要とされるアミノ酸を必須アミノ酸といい,ヒトの場合,グルタミン酸やアルギニンなどがある。
  5. DNA の塩基配列の情報を写し取ったRNA をmRNA といい,mRNA の三つの塩基が一組となって,特定の一つのアミノ酸を指定している。このアミノ酸が並び,隣り合うアミノ酸がつながることでタンパク質が合成される。

正答 5

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公務員試験過去問研究
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