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2022 国家専門系(教養) No.15

 A~Dの4 人の園児が,ひらがな1 文字の書かれたカードを3 枚ずつ持っており,それは,Aは「た」,「ぬ」,「き」,Bは「ね」,「ず」,「み」,Cは「き」,「つ」,「ね」,Dは「こ」,「あ」,「ら」であった。この状態から,以下のルールでゲームを行った。

【ルール】

・4 人は2 組のペアを作ってじゃんけんをする。
・じゃんけんで勝った園児が負けた園児からカードを1 枚受け取る。
・じゃんけんであいこの場合は,勝負が決まるまでじゃんけんを繰り返す。
・両方のペアの勝負が決まったら, 1 回戦終了とする。
・2 回戦以降は,連続して同じ相手とならないようにペアを変えて行う。
・手持ちのカードが0 枚の状況でじゃんけんに負けた園児が出たらゲームを終了する。

これを4 回戦まで終えたときの状況が次のとおりであるとき,確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。
○ Aは3 勝1 敗で,現在5 枚のカードを持っている。そのうち1 枚は「ら」である。
○ Bは3 勝1 敗で,現在5 枚のカードを持っている。そのうち1 枚は「こ」である。
○ Cは1 勝3 敗で,現在1 枚のカードを持っている。2 回戦で負けて「つ」のカードを渡し,4 回戦で勝って「た」のカードを受け取った。
○ 「た」のカードを持っている園児は,A→D→B→Cの順番にかわった。


1.Aが「ら」のカードを受け取ったのは, 3 回戦である。
2.Bが「こ」のカードを受け取ったのは, 1 回戦である。
3.Cは, 4 回戦を終えるまでに,他の3 人に1 回ずつ負けた。
4.Dが「た」のカードを受け取ったのは, 1 回戦である。
5. 4 回戦を終えたときに文字が同じカードを2 枚所有しているのは, 2 人である。

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正答 2

次のような表を作って考える。試合数より、全体では勝ちが8、負けが8のはずなので、Dの勝敗は1勝3敗と確定する

三つめと四つ目の条件より、4回戦でCはBに勝って「た」のカードを受け取っていることがわかる。またCは2回戦で「つ」のカードを失っているので次のように表に入れることができる。
表の中の○×は勝敗で、そのあとのアルファベットは対戦相手、文字はカードを示している。表の最後の勝敗の後の文字は新たに獲得したカードである。

また、四つ目の条件よりAは、一敗して「た」のカードを失っているが、それは1回戦、又は2回戦である。Aは一敗しかしていないので、3回戦、4回戦では負けていない。したがって3回戦、4回戦のAとDの勝敗は次のように確定する。同じ相手とは、連続しないので、3回戦はA-C、B-Dの対戦である。

ここで、DからBに「た」のカードが渡った時を考えると、2回戦、または3回戦が考えらえられるが、同じ相手とは連続して対戦しないことから、2回戦でB対Dの対戦はあり得ず、3回戦となる。

ここで、1回戦がA-Dと仮定すると勝敗は次のようになり、2回戦でDはBに負け「こ」を渡していることになる。すると、2回戦と3回戦で同じ相手が連続するので不適である。

ここで、2回戦をA-Dと仮定すると、勝敗は次のように確定し、Bは1回戦でDから「こ」を受け取る以外にはないことになる。また「ら」については4回戦でAに渡している。

以上より2が正解となる。

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