国会や国会議員に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 国会には、定期的に開かれる通常国会のほか、衆議院の解散による衆議院議員の総選挙後、新たに内閣総理大臣を選出する臨時国会や、必要に応じて開かれる特別国会がある。
- 国会の議決は、原則として両議院の議決が一致したときに成立するが、両議院一致の議決をみることができない場合、一定の条件の下に、参議院の単独の議決をもって国会の議決としている。
- 国会は、議会制民主主義の中心的役割を果たす重要な地位を与えられている。また、国会が憲法改正を発議するには、各議院の総議員の3 分の2 以上の賛成が必要である。
- 毎年、定期的に開かれる通常国会は、毎年4 月に召集され、予算の審議などを行う。会期は100 日間となっている。
- 国会議員には不逮捕特権が認められており、法律の定める場合を除き、国会の会期中か否かにかかわらず、国会議員が逮捕されることはない。
正答 3
- 誤り。特別国会と臨時国会の記述が逆である。
- 誤り。衆議院の議決をもって国会の議決とする。(衆議院の優越)
- 正しい。
- 誤り。通常国会は1月に召集される。会期は150日間である。
- 誤り。会期中以外にはこうした特権はない。