スポンサーリンク

2022 特別区Ⅰ類(事務) 行政学 No.48

 行政責任に関する記述として、妥当なのはどれか。

  1. 足立忠夫は、本人と代理人の責任関係について4 つの局面に分けて整理し、このうち任務的責任は、仕事を任された代理人が任務の遂行に関して本人の指示に従い、その指示どおりに任務を果たさなければならないというものである。
  2. フリードリッヒは、「責任ある行政官とは、技術的知識と民衆感情という2つの有力な要素に応答的な行政官である」とし、民衆感情に対応して機能的責任を設定した。
  3. ファイナーは、責任を2 種類に分け、一方を「XはYの事項に関してZに対して説明・弁明しうる」という公式が成り立つ責任とし、もう一方を「道徳的義務への内在的・個人的感覚」とした。
  4. ファイナーは、民主政における行政責任は内在的責任でなければならず、フリードリッヒの提唱する行政責任は外在的責任であり、役人の独断の増大を招くとした。
  5. 行政職員への多様な内在的統制が相互に矛盾、対立し、いずれの統制に応えて行動すべきかという問題を行政責任のジレンマといい、外在的統制と内在的統制の間において、行政責任のジレンマは生じない。

正答 3

スポンサーリンク
島本昌和をフォローする
スポンサーリンク
公務員試験過去問研究
タイトルとURLをコピーしました