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2022 特別区Ⅰ類(事務) 行政法 No.7

行政法学上の行政行為の附款に関する記述として、通説に照らして、妥当なのはどれか。

  1. 条件とは、行政行為の効力の発生、消滅を発生不確実な事実にかからしめる附款をいい、条件の成就により効果が発生する解除条件と、条件の成就により効果が消滅する停止条件に区別することができる。
  2. 期限とは、行政行為の効力の発生、消滅を発生確実な事実にかからしめる附款をいい、到来することは確実であるが、いつ到来するか確定していない不確定期限を付すことはできない。
  3. 負担とは、法令に規定されている義務以外の義務を付加する附款をいい、負担に対する違反は、本体たる行政行為の効力に直接関係するものではなく、また、不作為義務に係る負担を付すことはできない。
  4. 附款は、法律が付すことができる旨を明示している場合に付すことができるが、公益上の必要がある場合には、当該法律の目的以外の目的で附款を付すことができる。
  5. 附款なしでは行政行為がなされなかったであろうと客観的に解され、附款が行政行為本体と不可分一体の関係にある場合は、当該附款だけでなく行政行為全体が瑕疵を帯びるため、附款だけの取消訴訟は許されない。

正答 5

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