一元的国家論又は多元的国家論に関する記述として、妥当なのはどれか。
- 一元的国家論は、個人や社会集団に対する国家の独自性を強調し、国家は絶対的な主権を有するとして、ラスキらにより唱えられたものである。
- 一元的国家論は、国家を資本家階級が労働者階級を抑圧するための搾取機関であるとして、ヘーゲルらにより唱えられたものである。
- 多元的国家論は、国家と社会を区別し、国家は社会内の多くの集団と並立する一つの集団にすぎないとして、ホッブズらにより唱えられたものである。
- 多元的国家論は、第二次世界大戦後、国家が統制を強め、個人の自由への脅威となる中、国家の権力化に歯止めをかけるために出てきた政治思想である。
- 多元的国家論は、国家の絶対的優位性を認めず、社会を調整する機能としての相対的優位性のみ認めるものである。
正答 5