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2023 国家公務員 中途採用(氷河期枠) No.20

 表は、我が国の輸送機関(船舶、自動車、鉄道、航空)別国内貨物輸送量と平均輸送距離について、1965 年度、1980 年度、2000 年度、2020 年度の調査結果を示したものである。これから確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。
 なお、輸送活動量とは、輸送量(万トン)と平均輸送距離(km)を乗じたものである。

  1. 自動車について、1965 年度に対する2020 年度の増加率をみると、輸送量の方が平均輸送距離よりも大きい。
  2. 輸送量の合計についてみると、1965~1980 年度までの増加量の年平均(絶対値)は、2000~2020 年度までの減少量の年平均(絶対値)よりも小さい。
  3. 表のいずれの年度においても、輸送量の合計に占める自動車による輸送量の割合は9 割を超えている。
  4. 輸送活動量を船舶と自動車で比較すると、1965 年度は船舶の方が多いが、2000 年度は自動車の方が多い。
  5. 表の各年度における四つの輸送機関の輸送活動量の合計をみると、2020 年度は1965 年度の10 倍以上である。

 

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正答 4

1 誤り。輸送量でみると、自動車は1965年から2020年にかけて2倍にはなっていないが、平均輸送距離は2倍以上になっている。したがって増加率は平均輸送距離の方が大きい。

2 誤り。輸送量の合計は1965年から1980年の15年間で上3桁で見ると337くらい増加しているので、年平均で割ると22くらいの増加である。対して、2000年から2020年の20年にかけては210くら。いの減少であり、年平均10ちょっとの減少となる。したがって、絶対値で見た場合1965年から1980年の増加量の年平均ほうが大きい。

3 誤り。たとえば1965年において、合計では上3桁をみると261であり、その9割は0.9を掛けて230程度である。自動車は219しかないので、自動車輸送の割合が9割を超えているとはいえない。

4 正しい。1965年においては、船舶の輸送距離は自動車の20倍程度であり、20を船舶の輸送量の上2桁にかけると350くらいになり、自動車の219よりはるかに大きい。一方、2000年度においては平均輸送距離は、船舶は自動車の8倍程度であり、船舶の輸送量の上2桁の53に8を掛けると420くらいであり、自動車の564には届かない。

5 誤り。計算がかなり面倒なので、試験の当日に計算をするのは時間の面からみても、現実的ではないと思われる。

 

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公務員試験過去問研究
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