第二次世界大戦後のアジアに関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 1940 年代後半、インドでは、ムスリム(イスラーム教徒)の多いインド連邦とヒンドゥー教徒の多いパキスタンが分離独立した。また、1970 年代に、西パキスタンがバングラデシュとして分離独立した。
- 1940 年代後半、朝鮮半島では、李承晩を大統領とする韓国と、金日成を首相とする北朝鮮が成立した。その後、北朝鮮軍が韓国に侵攻したことから朝鮮戦争が始まった。
- 1950 年代、インドネシアでは、ホー=チ=ミンらを中心に独立が宣言され、ドイツとの戦争を経て独立を達成した。また、フィリピンは、イタリアからの独立を達成した。
- 1960 年代、ソ連は北ベトナム爆撃(北爆)を開始し、ベトナム戦争が始まった。中国と米国の支援を受けた北ベトナムは、ソ連軍を撤退させ、ベトナム和平協定が結ばれた。
- 1970 年代、インドネシアやアフガニスタンなどが東南アジア諸国連合(ASEAN)を結成したが、アジア通貨危機の影響で東南アジア地域の経済が悪化し、1980 年代にタイは脱退した。
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正答 2
1 誤り。インド連邦はヒンドゥー教徒、ムスリムが多いのはパキスタン。
3 誤り。インドネシアはオランダの植民地、ホー=チ=ミンはベトナムの独立運動の指導者、フィリピンはアメリカから独立した。
5 誤り。ASEANの結成は1960年代。原加盟国はタイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポール。タイが脱退したことはない。