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2023 国家公務員 中途採用(氷河期枠) No.37

市場経済に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 完全競争市場では、ある財の需要が供給を上回れば、価格は需要と供給が一致するまで低下する。逆に、ある財の供給が需要を上回れば、価格は需要と供給が一致するまで上昇する。
  2. 少数の企業が市場を支配する寡占市場では、企業は価格競争によって市場占有率を拡大しようとするため、価格が上がりにくくなる価格の下方硬直性がみられる。
  3. 我が国では、経済産業省が独占禁止法によって、企業どうしが市場を独占的に支配しようとして価格や生産量について協定を結ぶダンピングを規制している。
  4. .公共財の例として、道路や公園のような社会資本があり、これらは、多くの人々が同時に利用でき、費用を負担しない人を排除できないため、市場に任せると供給が過少になる。
  5. 電気やガスのように設備投資の費用が小さい産業では、財・サービスの価格が高く設定され消費者の利益が損なわれる外部不経済が起きやすくなる。

 

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正答 4

1 誤り。需要が供給を上回ると価格は上昇する。供給が需要を上回れば価格は下落する。
2 誤り。経済産業省ではなく、公正取引員会である。また、ダンピングは価格協定ではなく不当廉売、不当に安く売る行為を指す。
3 正しい。
4 誤り。これらの産業では、設備投資の費用がとても大きい。また、外部不経済ではなく、独占が起きやすくなる。

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公務員試験過去問研究
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