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2023 刑務官 No.28

幕末から明治までの我が国における社会・経済に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 開国後の貿易では、取引相手国は米国が第1 位であり、毛織物や米が重要な輸出品となった。輸入品は安価な生糸が中心を占め、国産の生糸の価格が下落した。
  2. 明治政府は文明開化に取り組み、太陰暦の採用や1 日24 時間制の導入が行われた。また、学制を定め、全ての児童を寺子屋で学ばせる原則を打ち出した。
  3. 19 世紀後半、大規模な紡績会社の設立が相次ぎ、日本の綿糸の輸出量が輸入量を上回るようになった。
  4. 工場で働く人々が長時間の労働と低賃金で厳しい生活を強いられる中、片山潜と田中正造は全国水平社を結成し、労働組合の結成を促した。
  5. 日露戦争後、ロシアから得た賠償金を元に、政府は欧米諸国にならって銀本位制を採用した。また、官営八幡製鉄所を設立し、鉄鋼生産の国産化を目指した。

正答 3

1.誤り。相手国はイギリスが1位。生糸が輸出の主要品目。毛織物・綿織物などは輸入品目。

2.誤り。太陽暦を採用。国民皆学を目指したが寺小屋ではなく小学校である。

3.正しい。

4.誤り。全国水平社は部落解放の運動を推し進める団体。片山潜は労働運動、田中正造は足尾鉱毒問題。
5.誤り。日清戦争で得た賠償金をもとに行われた。


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公務員試験過去問研究
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