ヨーロッパの地理に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 英国やオランダでは、氷河による侵食で形成された三角州(デルタ)が、海面の低下によってリアス海岸となっており、魚介類の養殖や真珠の生産などが行われている。
- 地中海から黒海に至る地域は、企業的農業によるカカオ、オレンジ、油ヤシなどの栽培が盛んで、ブルーバナナと呼ばれる農業地域が広がっている。
- ギリシャ、イタリア、ポーランドにかけての地域は、世界屈指の石炭の産出地域であり、石炭を利用した重工業の三角地帯と呼ばれる鉱工業地域を形成し、製鉄業などが発達している。
- キリスト教はいくつかの宗派に分かれており、英国やギリシャではカトリック、スペインやフランスでは東方正教会、ロシアやイタリアではプロテスタントを信仰する人が多い。
- ヨーロッパでは、国境における出入国審査の廃止を取り決めた協定(シェンゲン協定)を結んだ国どうしは、平時には人が自由に国境を行き来できる。

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正答 5
1 誤り。氷河の浸食によってできた地形は、フィヨルドである。
2 誤り。ブルーバナナは工業地域であり、イタリア北部から、ドイツ、ベルギー、オランダ、イギリスの一部地域を含んでいる。
3 誤り。重工業の三角地帯はドイツ、フランスの地域である。
4 誤り。英国は英国国教会、ギリシャはギリシャ正教、スペイン、フランス、イタリアはカトリック、ロシアはロシア正教を進行する人が多い。
5 正しい。