我が国の国会に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 日本国憲法は、「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」と定めており、国会は、議会制民主主義の中心的役割を果たしている。
- 日本国憲法は、「両議院は、各選挙区を代表する選挙された議員でこれを組織する。」と定めており、各議員は各選挙区の住民だけの利益のために行動することが求められる。
- 衆議院議員の任期は3 年、参議院議員の任期は6 年である。また、2022 年末現在、参議院議員の定数は約250 名であり、衆議院議員の定数の約8 割となっている。
- 通常国会は、毎年4 月に召集される。会期は100 日間で予算の審議などを行う。また、衆議院解散後の総選挙から10 日以内に召集される臨時国会では、内閣総理大臣の指名を行う。
- 法律の制定に関し、衆議院で可決した法律案を参議院が否決した場合には、その法律案が法律として成立することはない。

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正答 1
1 正しい。
2 誤り。議員は「全国民の代表」である。
3 誤り。衆議院議員の任期は4年、参議院議員の任期は6年である。また参議院議員の定数は248名、衆議院議員の定数は465名であるので、8割にはとどかない。
4 誤り。通常国会は1月召集。会期は150日間である。衆議院の解散後に行われる国会は、特別国会で、総選挙から30日以内に召集される。
5 誤り。法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再可決すれば法律となる。