- 個々の財やサービスの価格を総合した平均的な水準を物価といい、消費者が購入する財・サービスの物価を示す消費者物価と、企業間で売買される財の物価を示す企業物価がある。
- 物価が持続的に上昇する現象をインフレーションといい、供給が需要を上回る場合や賃金が低下する場合に発生する。
- 物価が持続的に下落する現象をデフレーションといい、デフレーションの状況下では、債務(借金)の実質的な負担が減少するので、企業による新規の投資意欲が促進される。
- 不況とデフレーションが同時に進行することをスタグフレーションといい、1980 年代後半のバブル景気の時期にこれが生じた。
- インフレーションの状況下では、一般に、金融政策により通貨供給量を増大させ、財政政策により政府支出を増大させることが求められる。
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正答 1
- 正しい。
- 誤り。インフレーションは、需要が供給を上回る場合や、賃金が上昇する場合に発生する。
- 誤り。デフレーションでは通貨価値が高まるので、債務の負担は増大する。したがって、投資意欲は削減される。
- 誤り。スタグフレーションの説明は正しいが、バブル景気は好況であり、不況は生じていない。
- 誤り。インフレーションを抑えるためには需要を減らす必要があり、そのためには通貨供給量を減らして利子率を上昇させたり、政府支出を減らす必要がある。