近代以降の思想家に関する記述A~Dのうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。
A:マキャベリは、『愚神礼讃』で、君主は、ライオンの強さとキツネのずる賢さをもって、宗教や道徳の権威を利用して政治を執り行い、人間を統治するべきだと主張した。
B:ロックは、社会のない自然状態において、人間は自由で平和な状態であるとし、国家は、リヴァイアサンのような絶対的権力によってその平和を維持するべきだと主張した。
C:ルソーは、人民の自発的意志によって、公共の利益を目指す一般意志への服従が相互に契約され、共同社会が設立されると考え、直接民主制を構想した。
D:マルクスは、資本主義がもたらした労働の疎外から労働者を解放し、その人間性を回復するためには、資本主義から社会主義へ移行する以外に道はないと主張した。
1.A、C
2.A、D
3.B、C
4.B、D
5.C、D
正答 5