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2023 国家一般職 ミクロ経済学 No.35

 次の二つの表は、プレイヤーA、Bがそれぞれ二つの戦略をもつゲーム①、②の利得表である。この表において、各プレイヤーの利得は、(Aの利得、Bの利得)と表される。また、二つのゲームは独立であり、各プレイヤーは純粋戦略を採るものとする。
このとき、ア~エの記述のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

ア ゲーム①において、ナッシュ均衡の数は一つである。
イ ゲーム①において、ナッシュ均衡はパレート最適である。
ウ ゲーム②において、ナッシュ均衡の数は一つである。
エ ゲーム②において、Aが戦略1、Bが戦略3を選択する組み合わせは、支配戦略均衡である。

1 ア
2 ア、イ
3 ア、エ
4 ウ
5 ウ、エ

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正答 1

ア 正しい。戦略2、戦略4の組み合わせのみがナッシュ均衡となる。
イ 誤り。戦略1、戦略3の組み合わせに移行することで、パレート改善が可能である。
ウ 誤り。(戦略1,戦略3)(戦略2,戦略4)の二つの組み合わせがナッシュ均衡である。。
エ 誤り。支配戦略とは相手の戦略に関わらず選択される戦略であるが、戦略1は支配戦略ではない。同様に、戦略3も支配戦略ではない。

よって正しいのはアのみである。

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公務員試験過去問研究
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