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2024 国家一般職 民法(総則・物権) No.25

先取特権に関するア~オの記述のうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。

ア.雇用関係、共益の費用、葬式の費用又は日用品の供給によって生じた債権を有する者は、債務者の総財産について一般の先取特権を有するが、これらが互いに競合する場合には、雇用関係によって生じた先取特権が最も優先する。

イ.不動産の賃貸の先取特権は、その不動産の賃料その他の賃貸借関係から生じた賃借人の債務に関し、賃借人の動産について存在する。

ウ.不動産の保存、工事又は売買によって生じた債権を有する者は、債務者の特定の不動産について先取特権を有するが、同一の不動産についてこれらが互いに競合する場合には、不動産の保存によって生じた先取特権が最も優先する。

エ.先取特権は、その目的物の売却、賃貸、滅失又は損傷によって債務者が受けるべき金銭その他の物に対して行使することができるが、そのために当該金銭その他の物の差押えを行う必要はない。

オ.動産の先取特権は、債務者がその目的である動産をその第三取得者に引き渡した後であっても、その動産について行使することができる。


1.ア、エ
2.ア、オ
3.イ、ウ
4.イ、オ
5.ウ、エ

 

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正答 3

ア 誤り。共益の費用、雇用関係、葬式の費用、日用品の供給の順である。
イ 正しい。
ウ 正しい。
エ 誤り。先取特権は、目的物が損傷を受けた場合などの保険金などに物上代位できるが、払い渡し、引渡しの前に差し押さえる必要がある。
オ 債務者がその目的である動産をその第三取得者に引き渡した後は、その動産について行使することができない。

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公務員試験過去問研究
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