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2024 国家一般職 政治学 No.3

各国の政党に関する次の記述のうち、最も妥当なのはどれか。

  1. アメリカでは、政府の積極的役割を重視する共和党と、それと比べて「小さな政府」の実現を目指す民主党の二大政党制となっており、一部の選挙を除き小選挙区制が採用されていることなどから、その中間に位置する第三党が台頭することが難しく、1900 年以降、第三党の候補者が大統領に就任したのは3 例にとどまる
  2. イギリスの二大政党である保守党はホイッグ党、労働党はトーリー党を起源とする。両党はいずれも、各選挙区の利益代表者を議会に送り込むことを目的とした地方分権的な政治集団として発達してきたことから、各選挙区の支部の自律性が高く、議会での採決の際に党議拘束を掛ける仕組みは存在しない。
  3. ドイツでは、キリスト教民主同盟・社会同盟と社会民主党の二つの大政党に加えて複数の政党が並立している。2013 年以来この二大政党による大連立政権を組んでいたメルケル政権に続き、2021 年、社会民主党、同盟90・緑の党、自由民主党の三党連立によるショルツ政権が発足した。
  4. フランスでは、第五共和政が成立した1958 年以来、一貫して社会党が第一党として多数の議席を確保するとともに、大統領を輩出してきたが、黄色いベスト運動を契機に、2017 年には移民の排斥や反EU を理念に掲げる極右政党である国民戦線が躍進して第一党となり、その党首が大統領に就任した。
  5. 日本では、自由党と民主社会党が合同して自由民主党が成立した1955 年以来、同党が政権与党を担い続けた。しかし、1993 年に政治改革の問題をめぐって同党からの離脱者が相次ぎ、同年の衆議院選挙では単独過半数を割り込んだため、自由民主党、日本社会党、新党さきがけの三党の連立による細川護煕内閣が成立した。

 

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正答 3

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公務員試験過去問研究
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