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2024 国家総合職 経済区分 No.13

 貨幣数量説の枠組みで考える。ある国のある年における名目GDP は600 兆円であり、その年の名目貨幣供給量は200 兆円であった。
いま、貨幣の流通速度が一定の下、10 年後に実質GDP が1.5 倍に成長し、名目貨幣供給量は360 兆円になった。このとき、10 年間の物価上昇率として最も妥当なのはどれか。

1. 12 %
2. 15 %
3. 20 %
4. 25 %
5. 30 %

正答 3

フィッシャーの交換方程式より
\(MV=PY\)
\(M\):名目貨幣供給量
\(V\):貨幣の流通速度
\(P\):物価水準
\(Y\):実質国民所得
題意より
\(200V=600\)
従って、\(V=3\)
10年後には(当初の物価水準を1とする)
\(360×3=P×1.5×600\)
\(P=1.2\)
よって、物価は20%上昇している。


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公務員試験過去問研究
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