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2024 国家総合職 経済区分 No.21

2 財(私的財と公共財)と2 個人(A、B)からなる経済において、各個人の効用は2 財の消費量に依存する。2 人の効用関数は同一であり、以下のように与えられる。
u= xz
(u:効用水準、x:私的財の消費量、z:公共財の消費量)
個人A、Bは当初、私的財だけを持っており、その保有量は、個人Aが12、個人Bが8 である。
この経済においては、政府が2 個人から私的財を徴収し、それを全て用いて公共財を生産するものとする。その生産関数は以下のように与えられる。
z=4y
(y:私的財の量、z:公共財の量)
この経済のリンダール均衡における公共財の生産量として最も妥当なのはどれか。

1. 12
2. 20
3. 40
4. 48
5. 60

正答 3

この個人の効用関数を\(u=x_{A}z\)とする。(\(x_{A}\)は個人Aの私的財の消費量)
また、個人Aと個人Bの私的財の拠出割合を\(α:β\)とする。\((α+β=1)\)

この時この個人の予算制約式は
\(x_{A}+αy=12\)
\(z=4y\)より
\(y=\frac{z}{4}\)だから
\(x_{A}+\frac{αz}{4}=12\)

効用関数がコブ・ダグラス型なので公式より
\(6=\frac{αz}{4}\)
\(αz=24\)

同様にして個人Bについて考えると
\(βz=16\)
よって

\(αz+βz=40\)
\((α+β)z=40\)
\(α+β=1\)より
\(z=40\)

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公務員試験過去問研究
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