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2024 国家総合職 経済区分 No.8

 あるテーマパークの料金体系について考える。このテーマパークには四つのアトラクションがあり、来園者はただ1 人であるとする。この来園者は各アトラクションを1 回しか利用しないものとし、利用するアトラクションの数とWTP(willingness to pay の略で、ここまでなら支払ってもよいという限度額)の関係は以下の表で示される。

ただし、テーマパーク側の費用は、アトラクションを動かす費用のみであり、一つのアトラクションを動かす費用は、どのアトラクションについても180 円で同一である。
いま、以下の二つの料金体系を考える。

 来園者は、アトラクションを一つ以上利用し、入園料のほか、アトラクションの利用料金を支払うものとする。また、来園者は、自分のWTP からテーマパークにおける総支払額を引いたものが最大になるように行動すると仮定する。
 このとき、料金体系Aにおけるテーマパーク側の利潤\((π_A)\)と料金体系Bにおけるテーマパーク側の利潤\((π_B)\)の組合せとして最も妥当なのはどれか。
   \(π_A\)     \(π_B\)
1. 1090 円   1140 円
2. 1090 円   1160 円
3. 1210 円   1140 円
4. 1210 円   1160 円
5. 1330 円   1180 円

正答 2

料金体系Aのとき、
来園者が実際に払う料金と、利用するアトラクションとの数は以下の通り
1:1150、2:1450、3:1750、4:2050
題意より、WTPとこの差が一番大きくなるのは、アトラクションが2つの時である。
アトラクションが一つの時、テーマパークの収入は1450、コストは、360なので、利益が1090となる。

一方、料金体系Bのときは
1:1300、2:1500、3:1700、4:1900
であり、アトラクションが3つのときが、一番望ましいことになる。
この時のテーマパークの収入は1700、コストは540なので、利益は1160である。

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公務員試験過去問研究
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