スポンサーリンク

2024 特別区Ⅰ類(事務) ミクロ経済学 No.23

ある独占企業において供給されるある財の生産量をQ、価格をP、平 均費用をACとし、この財の需要曲線が、
\(P=36-4Q\)
で表され、また、平均費用曲線が、
\(AC=Q+6\)
で表されるとする。この独占企業が利潤を最大化する場合のラーナーの独占度の値として、妥当なのはどれか。

1 \(\frac{1}{2}\)

2 \(\frac{1}{3}\)

3 \(\frac{2}{3}\)

4 \(\frac{1}{4}\)

5 \(\frac{3}{4}\)

PR 株式会社クレアール

模擬面接、面接カード・プレゼン対策も万全、特別区Ⅰ類合格に向け充実のサポート体制。

正答 1

ラーナーの独占度は、\(L=\frac{P-MC}{P}\)で示される。
\(AC=Q+6\)より、この企業の総費用は\(TC=AC×Q\)で求められるから、
\(TC=Q^{2}+6Q\)
\(TC\)を\(Q\)で微分して限界表\(MC\)を求めると
\(MC=\frac{dTC}{dQ}=2Q+6\)

次に限界費用\(MR\)を求める。需要曲線が右下がりの直線の時、限界収入は傾きが2倍の直線となるので、
\(MR=36-8Q\)
利潤最大化条件より
\(36-8Q=2Q+6\)
\(10Q=30\)
\(Q=3\)

この時の価格は
\(P=36-12=24\)

限界費用は
\(MC=6+6=12\)

よってラーナーの独占度は
\(L=\frac{24-12}{24}=\frac{1}{2}\)

スポンサーリンク
島本昌和をフォローする
スポンサーリンク
公務員試験過去問研究
タイトルとURLをコピーしました