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2024 特別区事務Ⅰ類 財政学 No.35

あるグループはA~Eの 5 人で構成され、各人の所得は、Aが 4 万円、Bが14万円、Cが20万円、Dが28万円、Eが34万円であるとき、このグループのジニ係数の値として、妥当なのはどれか。

1  0.148
2  0.296
3  0.352
4  0.592
5  0.704

 

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正答 2

図を書いてもよいが、公式から求めてみる。

ジニ係数の公式は、それぞれの所得の平均差を2で割り、平均所得で割る。
\(g=\frac{\sum_{i=1}^{n}\sum_{j=1}^{n} | x_{i}-x_{j} |}{2n^{2}\tilde{x}}\)

\(x\):各個人の所得
\(n\):グループ数
\(\tilde{x}:):平均所得

所得の平均差は
|E-E|+|E-D|+|E-C|+|E-B|+|E-A|+|D-D|+|D-C|+|D-B|+|D-A|+|C-C|+|C-B|+|C-A|+|B-B|+|B-A|+|A-A|+|A-B|+|A-C|+|A-D|+|A-E|+|B-C|-|B-D|+|B-E|+|C-D|+|C-E|+|D-E|
の25個の平均である
例えば|A―A|は0、また|A-B|と|B-A|は同じだから
平均差は
E>D>C>B>Aより
(E-D)+(E-C)+(E-B)+(E-A)+(D-C)+(D-B)+(D-A)+(C-B)+(C-A)+(B-A)を2倍すればよい
(4E+2D-2B-4A)×2
となる。
(4E+2D-2B-4A)×2=296
これを5人の2乗、つまり25で割ると、平均差が出る。
296÷25=11.84
これを2で割って平均所得で割るとジニ係数がでる。
平均所得は、(4+14+20+28+34)÷5=20
11.84÷2÷20=0.296

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公務員試験過去問研究
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