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2025 国家一般職 基礎能力 No.25

環境や科学技術をめぐる最近の動きなどに関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 令和5(2023)年、水俣病の原因となったカドミウムの使用や輸出入を国際的に規制する「水俣条約」の締約国会議が開催され、蛍光灯には微量のカドミウムが含まれていることから、蛍光灯の製造と輸出入が段階的に禁止されることとなった。カドミウムは、生物濃縮を引き起こす物質であり、特にプランクトンの体内に高濃度に蓄積し赤潮を発生させる。
  2. 令和6(2024)年、環境省は、新たに国立公園を指定し、その名称を「日高山脈襟裳十勝国立公園」とした。同国立公園に指定された地域では、約2 千年前の氷期には海岸まで氷河が発達し、現在も様々な氷河地形の織りなす優れた景観が見られる。氷河の侵食などによって、日高山脈ではタワーカルストが、襟裳岬ではフィヨルドが、十勝平野ではワジが形成された。
  3. 令和6(2024)年、我が国の政府は、海洋政策の中でも特に注力して取り組むべき政策を記した「海洋開発等重点戦略」を決定した。この中で南鳥島周辺での天然ガス採掘について、令和10(2028)年以降に生産体制を整える目標を示した。南鳥島は、我が国最南端の島で、硫黄島などの火山列島の島々とともに南回帰線の南に位置し、夏緑樹林のバイオーム(生物群系)が見られる。
  4. 福島第一原子力発電所の廃炉作業の一つとして燃料デブリの取り出しがあり、令和6(2024)年にその試験的な取り出しに成功した。核燃料が、冷却できずに過熱して溶け、炉内の構造物と混じりながら冷え固まったものを、燃料デブリという。放射性物質の放射能の強さを表す単位にはベクレル(Bq)を、放射線の人体に対する影響を表す単位にはシーベルト(Sv)を用いる。
  5. 我が国では、温室効果ガスの排出を削減するため、現在、石炭火力発電所に対してボイラーにアンモニアを混ぜて燃焼させる混焼を義務付けており、さらに、令和6(2024)年、実証実験として愛知県でアンモニア専焼の火力発電所の運転を開始した。なお、アンモニアは強酸性で人体には有害な物質であり、体内で生じたアンモニアは、胆のうで無害な尿素につくりかえられる。

 

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正答 4

  1. 誤り。水俣病の原因はカドミウムではなく水銀。国際規制は 水俣条約(水銀規制)。蛍光灯規制の対象も主に水銀。カドミウムが赤潮を発生させるという説明も誤り。
  2. 誤り。日高山脈襟裳十勝国立公園**は2024年に指定されており前半は正しい。しかし、タワーカルスト(石灰岩地形)は日高山脈には見られない。襟裳岬にフィヨルドはない。十勝平野にワジ(乾燥地の地形)はない。
  3. 誤り。南鳥島は「最南端」ではなく最東端。南回帰線の南にも位置しない。天然ガスではなくレアアース。
  4. 正しい。
  5. 誤り。アンモニア混焼は「義務化」されていない。アンモニアは強酸性ではなくアルカリ性。体内のアンモニアは肝臓で尿素に変換される(胆のうではない)
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