市場にX財とY財の2 種類の財があり、それぞれの需要曲線は以下のように与えられる。
\(Q_X=-2P_X+50\) (\(Q_X\):\(X\)財の需要量、\(P_X\):\(X\)財の価格)
\(Q_Y=-P_Y+30\) (\(Q_Y\):\(Y\)財の需要量、\(P_Y\):\(Y\)財の価格)
また、それぞれの財の供給曲線は水平であり、企業は限界費用15 でいくらでも供給できるものとする。
X財、Y財にそれぞれ1 単位当たり5 の従量税を課したとき、以下の文章の空欄ア~エに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
X財に課税したときの超過負担(死荷重)は( ア )、Y財に課税したときの超過負担は( イ )となり、X財に課税したときの超過負担の方が大きい。これは、X財の方が、需要が価格に対して( ウ )だからである。ラムゼー・ルールに基づくと、( エ )に高い税率をかけることが望ましい。
ア イ ウ エ
1. 25 6.25 弾力的 X財
2. 25 12.5 弾力的 Y財
3. 25 12.5 弾力的 X財
4. 50 12.5 非弾力的 Y財
5. 50 25 非弾力的 X財

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正答
供給曲線が水平であることより、5の従量税を課すと価格が5上昇する。
X財の需要曲線を変化分の式にすると、\(∆Q_X=-2∆P_X\) である。価格が5上昇すると需要量が10減少することがわかる。したがって、超過負担は\(\frac{10×5}{2}=25\)
したがってアは25
同様にY財の需要曲線を変化分の式にすると\(∆Q_Y=-∆P_Y\) である。価格が5上昇すると需要は5減少する。したがって死荷重は\(\frac{5×5}{2}=12.5\)
ウ X財の方が大きく需要量を減らしたため、死荷重が大きくなっている。したがってX財の方がY財より弾力的である。よって、ウは「弾力的」がはいる。
個別の税に税を課す場合、ラムゼー・ルールでは資源配分に対してできるだけ影響を与えないように課すのが望ましい、つまり、需要の価格弾力性の低い財に高い税率を課すのが良いとされている。したがって、エは「Y財」がはいる。